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「若者よ、選挙に行くな」動画から、ビジョンについて考えてみた

最近ネットニュースなどで「若者よ、選挙に行くな」という動画が話題になっています。

私も動画を見ましたが、なかなか風刺が効いていて面白く、作った方は批判覚悟で一石を投じようという信念を持った方なのかな?なんて考えました。

過去、有権者になった時に、色々な方から「ちゃんと選挙に行って投票しろ」と言われたように思います。

内心、選挙に行って投票しても意味なんてあるんかなぁ、、、?なんて考えながら、とりあえず義務だからという理由で投票したような気がします。

で、そもそもの話、とりあえず投票に行きましょう!という呼びかけはどういう効果をもたらし、日本国政にどんな影響を与えるのか、気になったので考えてみました。

仮説として、有権者みんなが政治に関心を持ち、理想とする姿を描いて議論して、より良い国家を実現するために何をすべきか、至る所で議論されている状態がゴールとして定められているとします。

そうすると、「若者よ、選挙に行くな」動画の役割は知らないから知っているのステップ、まずは関心を持つ、という段階になるのかな?なんて思います。

理想的な流れで考えると、

1、選挙に行く→2、選挙に関心を持つ→3、各党が何を政策として掲げているか調べる→3、自分なりに政策に期待すること、ビジョンを考える→4、ビジョンに近い政党、政治家を探す→5、政治家を応援しながら、自身も政策について自分なりの考え方を持つ→65、日常的に政策について考え、自身の行動にも反映される→6、色々な場、機会で自分のビジョンを議論できるようになる。

といったところでしょうか?

解りやすくするために、

1、知らないのステージ

2、知っているのステージ

3、やってみるのステージ

4、わかるのステージ

5、できるのステージ

6、しているのステージ

でナンバリングしています。

こうやってまとめてみると、政治に関する日本の普及啓発活動は、1〜2のレベルに留まっていることにゾッとしました。

その先、政治について学び、自分なりのビジョンを描き、議論をするための場が無いワケですね。

私自身、行政関連での仕事をしていますので、政治に関係するような話はタブーになっています。

でも、本来あるべき姿で考えると、自分のビジョンをぶつけ合って、議論してということが当たり前のようにできる環境になりますよね。

そう考えると、3〜5のステップに普及啓発していけるようなプログラム、体制づくりが、日本の国力を考えた時の課題になるのでは?なんて思います。

これからの若い世代に、自分のビジョンを語ってもらい、それを受け入れて議論して、日本の未来について理解を深めていく、、、そんな役割が果たせるのは今の現役バリバリ世代ですので、そういう世代がちゃんとこれからの世代に政治を教えてあげなきゃいけないよなぁ、、、

むしろ、私が社長として、社員と政治について議論する場を持たなきゃいけないよなぁ、、、なんて、改めて考えさせて頂きました。

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