子どもたちのキャリアとイルカのキャリア
世間ではGoToキャンペーンについてあれこれ議論が交わされていますが、
私は特に気にせず、
感染者数が少なく、感染リスクの低い旅行をしよう、
ということで、
4連休中は和歌山県の南紀白浜で、たっぷりと自然を満喫しました。
日本人は議論する際に、
「全体的な問題を指しているのか」
「部分的な問題を指しているのか」
「個人的な問題を指しているのか」
の区分けをうまくできないままやってるように思います。
だから、全か無か、是か非か、みたいな結論に走ってしまうのでしょうね。
今回の旅行では、
動物が好きな娘のために南紀白浜アドベンチャーワールドに行き、
自然が好きな子供たちのために、
海でシュノーケリングや、マリンスポーツ、海遊びなどを楽しみました。
こうやって自然の中で遊ぶ機会を増やすと面白いもので、
将来なりたい仕事として
「獣医師になって動物園で働きたい」
「山師になって木を伐って家をつくりたい」
と私に話してくれます。
そんなに深く考えておりませんが、
期せずして子供たちのキャリア形成に、体験や経験が大きな影響を与えているようです。
さて、そんなこんなを考えながらイルカショーを見ていた際に
「イルカは果たして幸せなのか?」
ということを考えだしてしまいました。
自由を奪われる、という意味では不幸かもしれません。
食事や環境など、安心・安全を提供されるという点では幸せかもしれません。
結局はイルカの気持ちが解らないので、
幸せか不幸かは解りませんが、ショーを見ていてふと、
「このイルカたちは、飼育員さんと深い信頼関係があるんだろう」
と感じました。
もちろん、訓練の成果だと思いますが、
阿吽の呼吸で派手なアクションをこなし、
息ぴったりにショーを行っていく、、、
強制することである程度のことはできても、
信頼関係が無ければここまでのことはできないと思われます。
仕事、という観点から見た場合に、
幸せか不幸かは「外的キャリア」と「内的キャリア」に分けて考えることが重要になります。
「外的キャリア」とは、職業そのものを指したり、役割や立場・地位など、キャリアと聞いて一般にイメージするものを指します。
「内的キャリア」とは、働く意味や使命感など、内面的な想いから繋がる活動を指します。
私の子どもたちを例に出すと、
外的キャリア(お金を稼ぎたい、偉くなりたい)よりも、
内的キャリア(好きな自然を守りたい、好きな自然の近くで仕事をしたい)
が優先されている、と考えられます。
(と、期待しています、、、)
では、イルカの場合どうなのでしょう?
外的キャリア(安全な環境を保障してほしい、エサが貰えるから)
だけでなく、
内的キャリア(飼育員さんに喜んでほしい、飼育員さんと一緒に何かを成し遂げたい)
という感情があるかもしれません。
そうやって考えると、
イルカは自分のことを不幸だとは感じていないかもしれませんね(*^-^*)