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人事評価制度は組織の問題を解決することができるのか?

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水曜日・木曜日と2日間出張し、県下森林組合幹部の方々に向けた研修・コンサルティングを努めてきました。
県職員も10名以上参加するピリピリの雰囲気でしたが、皆様のお役に少しでも立てればという想いで、研修後の飲み会も必死にお付き合いしました^^;
(林業界は夜の研修が本番という説もありますが、、、)

さて、今回ディスカッションをする中で「人事評価制度がうまく機能していないから、モチベーションが低下している」「評価基準が曖昧だから、組織の雰囲気が悪い」といった趣旨の報告がありました。
私も人事評価制度をプロとして作成するコンサルタントですので、皆様の報告を興味深く聞いていたのですが、大きな疑問があります。

そもそも、人事評価制度は組織で起こっている問題を解決することができるのか?

組織内や評価制度関係で起こっている問題をおおまかに分類すると、

・チームワークが悪い、雰囲気が悪い
・評価制度に納得がいってない、モチベーションが低下している
・賃金査定とうまく結びつける方法を検討しないと評価制度がうまく機能しない
・若い職員が定着しない
・人材採用がうまくいかない

といった具合に分かれるのかな?と思います。

ここで、それぞれをもう少し紐解いていくと

・チームワークが悪い、雰囲気が悪い
・評価制度に納得がいってない、モチベーションが低下している
⇒評価制度という仕組みだけの問題ではなく、人と人の相性やコミュニケーション、チームワークが悪くなる歴史や過程などがあるはず?

・賃金査定とうまく結びつける方法を検討しないと評価制度がうまく機能しない
⇒賃金査定は評価制度の役割の一つだけど、査定のみだったら評価制度じゃなく賃金規定・昇給モデルなどと、職員が求める賃金水準とのギャップの把握、事業計画上に待遇改善案を落とし込んでいく必要があるのでは?

・若い職員が定着しない
⇒何故定着しないのか、いつ頃から離職率が増加したのか、どういうタイプの職員が離職する傾向が強いのかなど、人材面の現状把握ができているのか?

・人材採用がうまくいかない
⇒どううまくいかないのか?(集まらない?いい人が来ない?)そもそも評価制度が人材採用と結びつく仕組みになっているのか?

など、物事の一面だけでなく、複数の側面を見た上で考えなければならなくなるわけです。

「問題を解決する」ということをイメージしやすくするために、チームビルディング仲間内ではルービックキューブで例えています。
ルービックキューブは全部で6面ありますが、それぞれの面を「解決すべき問題」とした場合、1面だけを揃えようとしても他の面が揃わなくなるわけですね。
6面全部揃えるために、時々遠回りしたり、揃いそうになった面を分解したり、ある1面からは関係ないと思うようなことをしてみたり、、、色々なことを同時並行に取り組む必要があります。

今回私が感じた話も、「人事評価」というある1面の問題だけで他の6面を解決しようとしているように感じました。
人事評価制度はとても大事な制度だと思いますし、これからの組織づくりや人材育成に重要だとも思います。

ただし、あくまでも「仕組み」であり「手段」に過ぎないと思います。

人事評価制度「も」活かした組織づくりに取り組むことが重要だと、改めて考えさせられる2日間でした。

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