購入を検討している土地や、現在の自宅の近くに街路樹が植えられているという方も多いのではないでしょうか？

街路樹には様々なはたらきがあります。美しい景観をつくったり、CO2の削減効果、歩行者の安全確保や災害時に熱や延焼からまちを守ってくれたりなど、たくさんのメリットがあります。植えられているのが桜の木などであれば、四季を感じることができ生活に潤いを与えてくれる効果もあります。

一方でデメリットとされている部分もあります。
駐車場付近に街路樹がある場合は、街路樹の草や枝が伸びてくると見通しが悪くなり事故の原因になってしまったり、秋には落ち葉の掃除が必要になってしまったり、害虫が発生してしまう可能性も。

生活に悪影響を及ぼされると、「枝や草を切ってしまおう！」と思う方もいるかもしれませんが、街路樹は道路施設のひとつとしてその道路管理者が管理しているため、勝手に枝を切ったり撤去してしまうのは違法行為になってしまいます。木の剪定はその管理者が行っているので、お困りの方は一度役所へ問い合わせをしてみると良いでしょう。

また新しく家を建てる際に、自動車の乗り入れをしたい部分に街路樹がある、という時はその管理者に許可を得ることで街路樹を移設することができる場合があります！
街路樹移設の工事費は申請者の負担になりますので、価格と場所が気に入って土地を購入したが、実際に家を建てる時に想定外の費用が掛かってしまった、なんてことにならないよう検討の段階で街路樹の有無を確認しておくのも大事なポイントです。
実際に移設のための許可申請では、その土地の図面や工事明細書など専門的な書類が必要になります。当社では街路樹移設の許可取得の実績もありますので、街路樹を移設したいな、、と悩んでいる方は、ぜひ一度ご相談ください。

森　友梨奈