セットバックとは??
こんにちは!
4月も終わりが近づき、もうすぐゴールデンウイークですね。
コロナも落ち着いてきたため、今年のゴールデンウィークの国内旅行者数は過去最多になる見通しだそうです。旅行や帰省等で普段通らない道を通行する機会も増えるのではないでしょうか。
少し住宅街に入ると、「この道狭いな~」「車ですれ違うのが怖い…」というような狭い道路もよくありますよね。
そのような道路は、建築基準法ができる以前からある2項道路の可能性があります。
現在の建築基準法では、家を建てる土地は幅員4m以上の道路に2m以上接していなければいけない、というルールがあります。
前面道路が2項道路に面している土地で建物の新築や建て替えを行う場合、前面道路が4mになるように道路中心から自身の敷地を後退させるセットバックが必要となるのです。
これには2項道路に面しているそれぞれの土地が新築・建て替えの際に、敷地を後退させ道路を拡幅することで将来的に幅員4mを確保した道路を作ろう、という狙いがあります。
わざわざ自分の土地を後退するなんて。。。と損をしているように感じるかもしれませんが、道路幅員が広がることによって車のすれ違いも楽になり、事故の危険性を減らすことができます。また、万が一火災等が起きてしまった際に、道路が狭くて緊急車両が入れない!ということを防ぐこともできます。家と家が離れていることによって、延焼の可能性も低くなります。
2項道路に面している場合はセットバックをせず新築・建て替えをすることは不可能です。セットバック後の敷地面積での建築になりますのでセットバック後の面積をしっかり確認することが大切です。
建て替えを検討している土地の前面道路が狭い。。。という方は、一度確認してみるのがいいかもしれませんね。
当社でもこのような調査を行っているので、ご相談がある方はいつでもお問い合わせください!
森 友梨奈