災害対策総集編
この度の台風6号によって被災された皆様、心よりお見舞い申し上げます。
以前より当コラムでは災害についての情報発信を行ってきました。
台風7号も迫る今、改めて整理しましたので少しでも助けになりましたら幸いです。
【日ごろから出来ること】
〇ハザードマップの確認
ハザードマップは各自治体のホームページで確認することができます。災害時にどこに危険があるのかや、避難場所や避難経路が示されています。災害の種類によって分けられて作成されているため、それぞれ確認しておくと良いでしょう。
〇近所の危険場所の把握
壊れそうな塀や土砂崩れが起きそうな崖などの位置を把握しておくことも大切です。日頃から近所の危険場所を把握しておくことで、万が一災害が発生した際に巻き込まれる可能性を下げることができます。
【今出来ること】
〇防災グッズの確認
災害時すぐに持ち出しができるよう、1つのリュックにまとめておくと良いでしょう。手提げバッグよりも、両手が空くリュックの方が望ましいです。また、荷物が重くなると移動が大変になってしまうので、なるべく軽量でコンパクトなものを用意しましょう。基本的な防災グッズとリュックがセットになったものも販売されているので、何を準備したらいいかわからない方はチェックしてみるといいかもしれません。
〇食料品の確保
大規模災害の場合、電気や水道が復旧するのに7日程度かかるそうです。一般的には最低限3日分の備蓄が望ましいとされていますが、大規模災害も想定し7日程度の備蓄が呼びかけられています。家族の人数に合わせて準備しましょう。小さなお子様がいる家庭では粉ミルクや子供用のお菓子なども用意しておくと良いでしょう。
〇窓などの保護
台風や地震で窓ガラスが割れてしまうと、二次災害を生んでしまう可能性があるため対策が必要です。窓ガラスに飛散防止フィルムを貼ったり、台風が近づいている場合は雨戸やシャッターは閉めておきましょう。台風上陸まで時間がなく、雨戸やシャッターがない場合は応急処置としてダンボールやガムテープを窓に貼る方法もあります。窓だけでなく、屋外にある植木鉢や物干し竿などが風で飛ばされないよう、室内に移動させておくことも大切です。
9月まで台風シーズンが続く為、この機会に台風への対策だけではなく、あらゆる災害を想定した防災対策について考えていくのが理想です。
森 友梨奈