特定都市河川について
こんにちは!
ゴールデンウィークも明け、もうすぐ梅雨入りですね。
先日の大雨では、川の氾濫や土砂崩れが起きてしまったところもあるそうです。
こうした雨による自然災害はどのような原因で発生しているのでしょうか。
たとえば都市開発で田んぼや畑等の土地に住宅を建築すると、今まで畑の土に浸み込んでいた雨が土地に浸み込まなくなり道路へと流れ出てしまいます。多くの場所でこういった開発行為が行われてしまうと、道路へと流れる水の量がどんどん増えてしまい、河川の氾濫の原因となってしまうのです。
そこで対策のひとつとして、特定都市河川浸水被害対策法というものがあります。
これは、指定された河川の流域で開発行為を行う際は自治体の許可が必要になるというものです。
愛知県では新川流域、境川・猿渡川流域が特定都市河川として指定されています。
特定都市河川に指定された地域で開発行為を行う際は今まで畑に浸み込んでいた分の雨水を、住宅の建築後も引き続きその土地の中で浸み込ませることで、道路へと流れてしまう水の量を増やさないようにしよう!というルールがあるのです。
具体的には宅地内にリスレイン(地下に埋める水槽のようなもの)を設置したり、浸透トレンチ(孔の開いた排水管)を使用したりすることで、流出する水の量を抑えることができます。
特定都市河川の許可を取得する際は、流出する水の量が増えていないことが証明できる計算書の提出が必要となります。
当社ではこのような許可取得も対応することが可能ですのでいつでもご相談ください。
森 友梨奈