アナログもデジタルも
8月1日から3日間長野県で開催されている次世代森林産業展2019に、1日だけですが参加してきました(写真は当社の若手優秀社員です 笑)。
次世代、ということで情報収集を目的に参加致しましたが、ドローンなどICT技術を活用した資源量調査関係がブースを賑わせていたように思います。
これから市町村が森林経営管理制度に取り組む上で、境界確定・林分調査など、基礎情報の収集がネックになることから、林業界ではビジネスチャンスがある!という分野になっているのかもしれません。
実際に、森林環境譲与税の使い道として、某市では航空レーダー測量に4000万円超の譲与税全てを配分しているケースもありますので、今後も続々とベンチャー企業などが参入してくるんだろうな、と感じています。
その他にも、AI機能を搭載した自動枝打ちマシーンなども展示されていました。
これから皆伐〜再造林という流れが来ることを見越して、木を植えた後の手入れを自動化する、という提案だと思います。
センサー付きロボットが林内を徘徊して、AIとかで判断し、枝打ちが必要な木にはロボットが自動でガチャっと写真のような機械を取り付ける、、、なんてぐらい極端な世界も一つの選択肢かもしれません(^◇^;)
話は変わりますが、7月31日に政府より最低賃金引き上げに関する方針が発表されました。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO47999990R30C19A7MM0000/
東京都と神奈川県では最低時給1000円を超えるなど、ますます付加価値労働生産性を高めることが求められています。
そういった中で、最近「クラウド型人事管理システム」などの広告が増加しているように感じます。
恐らくですが、人時効率を高めなければならない→人の管理も効率化を→システムを活用すれば効率的にできる!という発想なのかな?
人の管理の効率化を目的・目標とするのであれば、システム投資は良いと思います。
一方で、「人が発揮できる付加価値の最大化」を目的にしているのであれば、対話・会話やコミュニケーションといったアナログな部分の重要性も、システム投資と同じくらい重視すべきだと考えます。
人の付加価値を高めるためには、アナログな情報伝達方法が重要な時もありますし、人の感情と向き合うのなら、アナログ的な接触方法も必要になると思います。
先進的な取り組みをするのであればあるほど、アナログなコミュニケーションを重視する。
一見すると矛盾しているようなこの取り組みですが、当社はこんなスタイルを大事に、最新情報や先端技術を交えながら、アナログなアプローチに取り組んでいます。