人の信頼はとても根深い、、、
先週末に、当社メインバンクが主催する忘年会へ出席致しました。
(もう忘年会、、、???)
地元の信用金庫さんですが、支店長がとてもアグレッシブな方で、過去に前例の無い、様々なおもてなしに取り組んでいます。
中でも、1番の目玉は
「マグロの解体ショー」
いやいや、そこまでやる!?
という感じでしたが、とても楽しめました。
さて、金融機関主催の忘年会ということですので、出席者はほぼ全員が経営者になります。
話題も自ずと「過去、金融機関に助けてもらった」という話と、「他行でこんな悪い対応をされた」という話が中心に。
何故、〇〇銀行がメインバンクか?というと、ほとんどの方が
「苦しい時に手を差し伸べて貰えた」
というものでした。
当社も同様の理由で、当信用金庫さんと長いお付き合いをしておりますが、どこの会社も少なからず同じような経験をしているようです。
改めて、辛い時に手を差し伸べてくれた人が信頼され、辛い時に突き放した人は信頼されない、そんなことを感じた忘年会でした。
こういった信用・信頼の話は、組織でもあてはまると思います。
経営再建が必要な状態の組織は、
「他が苦しんでても知らない」
「あいつがどうなっても関係ない」
という状態になっています。
何故そうなってしまったのか?
丁寧に紐解いていくと、過去のイザコザや苦しい時に起こってしまったすれ違い、孤立してしまった時の怒りなど、感情のもつれが尾を引いています。
忘年会の前に、事業再生に取り組み中の森林組合へ訪問し、コンサルティングを行いました。
事業再生に取り組む前は、信用・信頼が無く、自部門だけノルマをクリアしていれば良いという状態でしたが、今はどうやって組織全体を良くしていくか、という目線になっています。
誤解やすれ違いが解消され、前向きに力を合わせることのできる組織になりつつあります。
お互いが苦しい今の状況だからこそ、お互い手を差しのべあって、苦しい状況を乗り越えていく、その先に強い信頼がうまれ、強い組織になり、新たな成果を生み出していく。
組織が再生を果たしていくというのは、きっとそういうステップを踏んでいくものなんだろうと感じました。