強みを活かした組織づくり・経営ってそもそも何!?①
あっという間に年度末、気づけば年度末、今年度は本当に頑張った!
今日も県外出張先のホテルにいますが、今年は出張でたくさん飛行機に乗ったなぁとシミジミ、、、。
来週の新潟県出張で今年度の出張は最後になりますが、会社員時代まったく出張の無い生活を送っていた身としては、イチからライフスタイルが変わった感じです。
来年度もたくさん出張することになると思いますが、3月下旬ぐらいは愛知県で愛知県を楽しみたいところですね(*^o^*)
こうも移動時間が多いと色々考える時間も増えたりするのですが、最近は移動中に「強みを活かした組織づくり・経営」って何だろう?なんて考えたりしています。
何となく、得意・不得意分野を見極めて、適材適所に人員配置するのかな・・・?とか思ったりするのですが、そもそもの話で得意・不得意分野の見極めって難しいですよね。
こういう話を考え出すと、私は小学校1年のころに「ファイアーエムブレム」というゲームにハマっていたことを思い出します。
いわゆる剣と魔法の世界のファンタジーものなのですが、子供にはハードすぎる難易度!歯ごたえ十分なシミュレーションゲームです。
小学1年生ながら、どうすればクリアできるのか!?なんて考え、悩み、兄と相談したり、母親の力を借り(!?)、ギリギリクリアしていった記憶が今でも鮮明によみがえります。
このゲームの面白いところは、ユニットごとに役割が明確で、成長するスピードもユニットの特性に合わせて上がりやすい、上がりにくいというパラメーター設定がされているところです。
ユニットのイメージを簡単に説明するとこんな感じですかね???
・ソシアルナイト(上級職:パラディン)→移動力が高い、戦闘力は普通
・アーマーナイト→移動力が低い、亀、防御力はめっちゃ高い
・アーチャー(上級職:スナイパー)→間接攻撃ができる、直接攻撃されたら大体一撃死
・傭兵(上級職:勇者)→攻撃力がめっちゃ高い、大体相手を一撃で葬る、でも攻撃された大体即死
・僧侶(上級職:司祭)→攻撃できないけど、唯一体力回復できるユニット
こんな風に凸凹なキャラクターしかいないので、適材適所で戦っていないと簡単に全滅してしまいます。
そんなユニットたちですが、戦略の基本は
①ソシアルナイトが囮になって敵を引き寄せる
②狭い通路に誘い込み、アーマーナイトは防御力が上がる地形の上に立つなどして壁になり、敵の侵入を防ぐ
③アーチャーなど間接攻撃ができる部隊で敵の体力を削る
④ある程度戦況が優勢になってきたら、傭兵部隊が一気に攻め込み、敵の本拠地まで侵攻する
・・・という感じです。
ユニットが増え、選択肢が増えるとこんなに単純にはいかなくなりますが、大体のステージはこんな風に進んでいきます。
で、ここからが肝心なのですが、昔あったゲーム雑誌とかに「キャラクター人気投票」なんかが出るワケですね。
どういうキャラクターが人気出るかというと、圧倒的に「傭兵」なんです。
「傭兵」は最後、ボスの首を取ってくるから目立つ、キャラクターもカッコいい!そりゃ人気出る!
一方のアーマーナイト、めっちゃ重要なのに毎回最下位、、、顔も人気が出なさそうな雰囲気、、、でも、、、私はめっちゃ好き!
この辺りを組織論に当てはめていくと、、、
「目立つヒト、サプライチェーンで成果と直結する部分のヒト」は人気者になる
「サプライチェーンで前工程側の仕事のヒト、ボスを狩らないヒト、補佐的なヒト」はあんまり人気が出ない
なんてイメージじゃ無いかな?なんて思います。
でも、オグマとかナバールとか、傭兵たちが戦闘開始早々突っ込んでいくと瞬殺されるわけです。
ドーガみたいなアーマーナイトも攻撃力が無いから、ボスに挑んだとしても返り討ちにあうわけです。
そもそも移動力が低すぎて、ボスのところになかなか辿り着きません(^0^;)
ココまでの話から、①役割を定義して、②適材適所に人員を配置し、③時間軸・サプライチェーンを見極めて、④適時に人員を動かす、これが成果の出る組織運営の原則になってくる、というのがファイアーエムブレムから解るんじゃないかな?なんて思います。
ちなみに、私は第一次産業がとても大好きですので、自然科学なども関心を持ってみていますが、日本人の多くは「弱肉強食」という言葉を誤解しています。
「強い」ものが「弱い」ものを食べる、というのはそのままですが
「強い」=「身体能力、筋力、体格、大きさなどパラメーター上の強さが高い」
と考えているように感じます。
でも、自然界の強いとは、、、
「強い」=「環境適合、適地適存」
になるんです。
例え移動力が低く、的になってボロボロで、人気投票でも万年最下位、、、
そんなドーガさんも適材適所・適地適存で勝負するから生き残っているんです。
そういう個性や勝ちを見極めて、組織として「必要な存在」と見抜くことが、強い組織づくりに取り組む上で重要だったりします。
ということで、長くなりましたので次に続きます(今回はくどいアレを締めに持ってこれませんでした、、、)