組織内に起こった波風をどう乗り越える?
ここ最近、山だけでなく海も大好きになってしまったので、
勢い余って海上バイクの免許を取得してしまいました。
軽くスロットルレバーを握るだけで
ギューーーーン!と加速、
かなりのスピードで爽快感抜群です(^^♪
バイクの購入は当分保留として、
全国でレンタルできる会員制度があるようですので、
そちらに加入して、マリンスポーツを気軽に楽しみたいと思います。
試験も終わり、海をぼーっと眺めていると、
ゆらゆらと大きな波、小さな波が立っていました。
「何故波が起こるのだろう?」
と気になり、インターネットで調べたところ、
1、海上の風によって引き起こされる
2、塩の流れ(引力)によって引き起こされる
3、地震などの揺れによって引き起こされる
という、大きく3つの要因があるとのことです。
これって組織も同じだ、と思いました。
よく、閉塞した組織を変えていくために
「新しい風を入れて欲しい」
「意識改革、組織改革をしてほしい」
「社外から厳しく言ってほしい」
と言われますが、ほぼほぼ、1・2・3と一致してるのではないでしょうか。
そうすると、
「組織を変える」
ということは、
「組織に波を立てる」
ということに近いのかもしれない、なんて思いました。
さて、波が起こった後に、波を乗り越えて前に進むことができるか?
ですが、ここが非常に難しかったりします。
海上バイクは何気に180馬力ほどあるそうですが、
それでも海上で時速60キロほどをだすのが精一杯です。
さらに、波に向かって走ると、
ブレーキを踏んだかのように大きく急減速させられます。
つまり、波を超えるには非常に大きなエネルギーが必要で、
同じようにまっすぐ進んでいたとしても、大きくスピードが落ちてしまいます。
さらに、波にハンドルがとられて車体も大きく揺らされるので、
ハンドリングも難しくなります。
下手したら転びます(;’∀’)
そのため、ちゃんと前に進むためには、
・しっかりと周囲を見て、波をうまく乗り越えながら
・転ばないようにバランスを取りつつ
・同乗者への安全にも配慮しつつ、スピードを出し過ぎない
ということを意識しながら、運転することが求められます。
組織も同じで、組織内に何かしらの方法で波風を立てた後は、
・しっかりと周囲を見て、波をうまく乗り越えながら
→外部環境やチームの状態に目を向けながら
・転ばないようにバランスを取りつつ
→ただ早く走るだけでなく、全体のバランスを意識しながら施策を打ち
・同乗者への安全にも配慮しつつ、スピードを出し過ぎない
→社員・メンバーがちゃんとついてこれるように、スピード調整する
といったことを意識しながら、
前に進めていく必要があると言えます。
そんなこんなをハーマンモデルで分類すると、
Dタイプ:楽しそう、チャレンジチャレンジ!
Aタイプ:どんな角度・速度が安全か、乗り越える必要があるならチャレンジしてみよう
Cタイプ:なんだか周囲の雰囲気でチャレンジすることになった・・・
Bタイプ:危ないから私はいいや・・・
みたいな感じかもしれません。
こんなところも組織が危機・困難に立ち向かい、
成長を遂げるための、それぞれの反応にそっくりかもしれませんね(^^)
ちなみに、私が今まで見てきたパターンでは、大体のケースで
「波を見たらフルスロットルで突撃する」
方がいます。
そういう方にブレーキをかけつつ、
どうバランスを取っていくか、
が「組織開発」と呼ばれる技術の勘所かもしれませんね。