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地盤について Part2

今回は愛知県の地盤について記載したいと思います。

愛知県ホームページより引用

愛知県の西部から南部にかけては比較的平坦な地形をしており、山が多い日本の中で平野の多さが特徴的です。平野部は濃尾平野、岡崎平野、豊川平野と分けられており、いずれも河川の運搬泥土が堆積した平地となっています。

愛知県での地震が起きた際の揺れやすさ(表層地盤増幅率)の目安は下記の図を参考にしてください。表層地盤増幅率とは、表層地盤の地震時の揺れの大きさを数値化したもので、地震に対する地盤の弱さを表しています。数値が大きいほど地盤は弱く、地震時の揺れは大きくなります。

下記の図で表層地盤増幅率1.6以上の赤色の地域は揺れやすい地域、また2.3以上の濃い赤色に塗られている地域は特に揺れやすい地域であるといえます。名古屋市、一宮市をはじめとした地域のほか、豊川市、西尾市、豊橋市などの人口が多い都市部が揺れやすい地域とされています。これらの地域では、地震が起きた際に揺れにくい地盤の地域よりも震度が大きくなる可能性があるので注意が必要です。

J-SHIS MAPより引用

表層地盤増幅率1.4未満の地域は比較的揺れにくい地盤とされていますが、傾斜が大きい土地を平坦にするため盛土造成を行った場合は、自然地盤と比べ地震時の揺れによる被害が大きくなる可能性があります。

愛知県には多数の活断層があったり、南海トラフの震源域に近いこともあるため、一般的な地震対策を万全にして万一の時にも被害を最小限にすることが大切です。まずは自宅がある地域の地盤の強さについて知っておくのが良いでしょう。

森 友梨奈

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