近年、台風や集中豪雨による被害以外に、人為的な造成事業に伴った土砂災害が発生しています。
自然災害や河川の浸食などによって地盤が不安定になっている土地で工事を行って地形が変わってしまうと、土砂災害が発生してしまう可能性を高めてしまいます。
このような土石流や山崩れなどの土砂災害を防ぐための法律として「砂防法」というものがあります。
砂防法に基づき、一定の行為を禁止もしくは制限すべき土地として国土交通大臣が指定した区域を「砂防指定地」と言います。

砂防指定地で制限される行為について、具体的には竹林の伐採、宅地の造成、土石の採取などがあります。砂防指定地内で制限されている行為を行おうとする場合は都道府県知事の許可が必要になります。

こちらは当社で過去に許可取得した砂防指定地内での宅地分譲の計画図です。
計画地からの雨水の流出を抑制するため調整池、沈砂池を設置し、土量計算と流量計算を行いました。

当社ではこのような砂防指定地内での許可実績もあるため、砂防指定地内の土地をお持ちでお困りの際はいつでもご相談ください。

森　友梨奈