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「忙しくてできない」にどう対応するか

千葉県庁の最上階から優雅にランチを食べながら、待ち合わせ時間に遅刻していることに気付いた、そんな一週間の出張の締めです(^0^;)

毎日、林業経営コンサルティングで東奔西走しておりますが、経営面のコンサルティングだけでなく、行政へのコンサルティングになるBtoG分野も多数ご依頼頂いており、段々「こんなことまで当社が責任をお預かりして良いの!?」という規模感になってきました。

ここ最近、山を持って自分で考えて色々と試してみないと、解らないことが多すぎる と強く感じています。
なので、5haほど山を購入し、自分なりにゾーニングを考えたり、設計してみたりして、森づくりについて向き合いたいと思っています。
個人的にはチェンソー講習なども受けて、現場技術も身につけようと思ってたり・・・😏
(江越は一度言い出すと動き出すので、再来年ぐらいに実際やってると思います 笑)

話をタイトルに戻し、

「アクションプランを実際に立てていく中で、忙しくてできない、やれないということがあり、思うように取り組めていないんです」

という相談を多く頂いております。

ある意味、私と致しましては想定内のご相談なのですが(計画を立てた通りにやれるなら初めからコンサルなんていらないですよね)、担当者としてはとても不安に感じる事態です。
どんなコンサルティングをしていても直面する課題だと思いますが、多くの場合、

「ちゃんとやりなさい!」と、強制的にやらせる方法か、
「ルールを決めて、いついつまでに誰が、どのように、、、」と仕組みで解決しようという方法で解決しようとするのかな?と思います。

一方、このような対応で上手くいったためしがどのくらいあるのか?というと、ムムム・・・となりますよね。

このようなケースに直面した場合、私は「選択理論」という考え方に基づいて助言しております。


参照:㈱コーチングファームジャパン社 チームビルディング養成講座テキスト

選択理論を掘り下げるとややこしいことも学習しないといけなくなりますので、すごーーーーくシンプルに、単純にまとめると、

「人はやりたいこと、良いと思うことを選択し、やりたくないこと、マイナスなことは選択しない」

という意味になるかな?と思います。
もちろん、そこには人それぞれの価値観や、重視するもの、置かれている環境・状況などを踏まえる必要がありますが、できない・やれないにはそれ相応の理由や背景が必ず存在しているというワケですね。

そうすると、

「忙しくてできなかった」

という言葉を表面的に捉えるのでは無く、掘り下げていく必要があるということを何となくご理解頂けるかな?なんて思います。

私がこういった報告を受けた場合、

・そもそも、やりたくないことだったのかな?
・優先順位的に低いと感じる内容だったのかな?
・タイミング的にどうしてもできない何かがあるのかな?
・誰か別の人にSOSを発信しているのかな?

などなど、様々な切り口から言葉を捉え、分析をするようにしています。

その中から良いと思う選択肢を模索していく流れとなりますが、もう一点重要なポイントとして、

①取り組むべきタスクとして、頭の片隅であっても置いといてもらい、担当者には常日頃から意識してもらうようにすること
②今できない理由があるならば、どのぐらいのタイミングで取り組むべきか?また、いつまでに取り組むべきか??という時間軸を明確にすること

を強く意識しています。
ここでもいつものアレの矢印みたいな図が関わってきます。

この流れで示される、「知っている」から「やってみる」のステージは、想像以上に高い壁があり、どうすれば「やってみる」のステージに到達できるかというと、とにかく「意識すること」が重要になります。

「やれなかった」
「やろうと思わなかった」
「やりたいと思えなかった」

といったケースは「知っている」→「やってみる」の壁を超えられませんでした!と同じような意味になるわけです。

と、いうことで全体をまとめると、

「意識を頭の中に植え付けること」
「時間軸を意識しながら、いつ頃なら取り組めそうかを一緒に考えること」

それらを通じて「やりたい」「重要」「必要」と思えるような形を造りあげていくこと、というように取り組んでいくと、「忙しくてできませんでした」という問題を解決できます。

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