人手不足という経営課題ばかりに目を向けると思考が停止する-1
過去最強クラスの台風が接近しているということもあり、ニュースでは鉄道の運休情報やイベント休止情報、休業情報などがずっと流れています。
メディアが強く報じることで、世間の雰囲気を一気に防災モードにシフトできるというところを見ると、メディアの力は凄いですね。
私みたいに理論・数値優先(効き脳でいうとA)の性格になると、
台風の中心気圧はどのくらいか?945hPa、、、凄い!
とか、
1時間あたり降雨量どのくらいだろう、、、???50ミリを超える、やばい!
とか、数字で考えてしまいます^^;
いずれにしても、超大型台風であることは間違いありませんので、千葉県など災害復旧がまだまだ進んでいない地域など含め、全国的に被害が最小で収まることを祈るばかりです。
(11月から本格的に千葉県でお仕事を始めますので、内心めっちゃドキドキしています、、、)
さて、ここ最近全国の都道府県から森林環境譲与税を活用したコンサルティングに関するご相談、見積もり依頼を多く頂いております。
内容としては、
民間林業事業体(森林組合以外の林業会社が中心)の雇用・担い手対策として、組織づくりに関するコンサルティングを実施してほしい。
民間林業事業体の離職率低下に向けたコンサルティングを行ってほしい。
県下の林業事業体を全体的にレベルアップするための経営サポートを展開したいので、そのための提案がほしい。
といった感じのものが中心です。
林業界は慢性的に人手不足に悩まされておりますが、いよいよ(ようやく?)本腰を挙げて、組織側の方の改善を進めていくということなんでしょうね。
当社もここ最近、林業事業体に向けた経営コンサルティング内容は、
人手が足りない中で、どのよう仕事をすすめるとうまくいくか?
人手が足りない中で、より業績を高めていくために、何から取り組むべきか?
などが中心になってきています。
一方、ここ最近で強く感じるのは、
「人手不足という問題を解決できないと、色々な問題が解決できない」
という思考回路に組織全体が陥っているように見受けられます。
確かに、人手不足が解決されないと、やらなきゃいけないと思うことが何一つ手を付けられない、、、となりますよね。
ただし、冷静に考えてみると、人手不足で何もできないということは、
・新しく人が入ったとしても、教育・育成できないんじゃないの?
・新規に採用した人が定着し、長く働ける環境づくりに取り組めているの?
という点も同時に考えられるわけです。
そうすると、問題が複雑になり、色々なことを同時並行して片付けて行かなければならなくなるわけですね。
私は、こういた多面的な問題が組織における「ルービックキューブ状の問題」になると考えます。
つまり、人手不足だから誰でもいいので採用する、とやってしまうとルービックキューブの1面しか揃わず、他の面が揃わないので、組織が抱える全体的な問題を解決することができない、となってしまいます。
問題解決の取り組み方として、ルービックキューブと同じように、他の面も揃うように、少しずつ、少しずつ、面全体を揃えていく、というやり方をしないと、表面的な問題を解決するに留まってしまい、組織が抱える本質的な問題が解決できないという結果になるわけですね。
実際にどうやって取り組んでいくとよいのか、については次回のブログで書きたいと思います。
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